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Interview

インタビュー

廃炉を安全・着実に進めるため、自らの職務を全うする

遠藤 祐己 Yuki Endo

東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー 福島第一原子力発電所
建設・運用・保守センター 電気・計装部 電気設備建設グループ

2021.3.18

 
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Profile

福島県双葉郡広野町出身。2014年度入社。電気・計装部 電気設備建設グループに所属し、発電所内全般の電気設備建設業務を行う。

Movie

ムービー

01

地元は避難指示地域に

私は福島県浜通りに位置する双葉郡広野町出身です。震災時、広野町は立っていられないくらいの揺れでした。家も傾いてしまいましたので、その日のうちに県内のほぼ中心部に位置する猪苗代町まで避難して、それから1ヶ月間は避難生活をしていました。

02

東京電力で働くという強い想い

震災当時、私の叔父が福島第二原子力発電所に勤務していました。 震災以前から私も入社したいと考えていたのですが、叔父が事故後も使命感をもって対応していたことを知り、 その想いがますます強くなりました。福島工業高等専門学校へ進学したのですが、 その理由も、東京電力に入社して叔父と一緒に働きたかったからです。

03

現場の悲惨な状況を目の当たりに

思っていたよりも、現場は悲惨な状況で衝撃を受けました。入社した当時は柏崎刈羽原子力発電所の配属となり、 その当時から福島第一原子力発電所を視察することがありましたが、 その後、福島第一原子力発電所へと異動になり、実際に現場で業務を行うと、自分の予想以上に悲惨な状況だと感じました。

04

使命感を持ち、日々の業務を

福島第一原子力発電所の原子炉建屋北側の主変圧器と起動用変圧器を解体するために、 中の油を抜く作業をしています。1つ1つが大きな工事なので、完遂したときの達成感が大きいのでやりがいを感じます。 震災後、廃炉作業は「誰かがやらなければ終わるものも終わらない」と考えるようになりました。そして自分で手を上げて「やりきろう」と決意したときから使命感を感じています。

05

正しい知識を学ぶことの大切さ

学生時代に放射線に関する講義を受けたことがあり、むやみに怖がる必要はなく、正しく理解していれば危険は避けられることを学びました。 そのため、福島第一原子力発電所で業務を行うことや、放射線に関して過度な不安はありませんでした。しかし、母は心配しており、入社には反対していました。

06

地元の復興を感じる日々

私生活では復興を感じることがあります。地元である双葉郡広野町にある広野駅がきれいになり、Suicaが導入され、歩道橋の新設などが進んでいます。 また、隣の楢葉町でも若い人たちがイベントを開催していて、活発に活動している様子をみると復興が進んでいると感じています。

07

廃炉事業の将来へ向けて

廃炉事業はこれからも続いていきます。ノウハウや経験を将来に残せるように、後輩の指導にも力を入れつつ、自分も頑張りたいです。

08

「第5回廃炉創造ロボコン」で最優秀賞を受賞した
出身校・福島高専「廃炉ロボコン開発チーム」へ

同じ目標を持った仲間として、環境は異なっても、志は同じ方向を向いて、一緒に頑張りましょうと伝えたいです。

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