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Interview

インタビュー

廃炉の課題解決を目指すロボット開発から復興を支える

福島高専廃炉ロボコン開発チーム

武田 匠 / 鳥羽 広葉 / 冨樫 優太

2021.1.27

 
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Profile

2021年1月24日(日)にオンラインで開催された第5回廃炉創造ロボコンで 福島工業高等専門学校の「メヒカリ」が文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞。 開発チームの鳥羽広葉さん(機械システム工学科4年)、冨樫優太さん(電気電子システム工学科4年)、 武田匠さん(機械システム工学科4年)らが製作したロボットは、 自分(ロボット)の位置を把握する動きを実現したことや、 模擬デブリの重量や形状によって回収方法を変える工夫などが高く評価された。 萩生田光一文部科学大臣からは、「震災後10年の節目の年に、 地元福島の高専が初めて最優秀賞を受賞したことは大変意義深い」と祝福された。

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01

機械システム工学科4年 武田匠さん

初参加で掴んだ最優秀賞

最優秀賞を受賞したときには本当に嬉しかったです。私以外のメンバーは2回目の出場でしたが、私は初めての参加でした。 私の担当は主にロボットの組み立てと部材の加工だったのですが、自分のミスが原因で、ロボットに不具合が生じることがあり、チームの足を引っ張っているのではと、つい自分自身を責めてしまうことがありました。 また、それが原因で製作に携わるのが辛い、と感じることもありました。しかし今回、最優秀賞をいただけてそれらの苦労が報われました。諦めずに頑張ってよかったです。

02

電気電子システム工学科4年 冨樫優太さん

技術力の向上で前回のリベンジを果たす

私が前回参加した時に、競技途中でデブリを落とすミスを犯してしまい、最優秀賞ではなく技術賞をいただきました。 私はロボットの制御を担当し、ロボット2体(親機と子機)分のプログラムを担当しました。また、原子炉内の遠隔操作を想定し、ロボットの位置や角度をコンピューター上に表示するソフトウェアの開発も一から行いました。 今年はオンラインの開催でしたが、最高のパフォーマンスを発揮し、ロボットをアピールすることができたのでとても嬉しかったです。

03

機械システム工学科4年 鳥羽広葉さん

ロボットの設計でチームを支える

私はロボットの子機のブラシ以外全ての設計を行いました。前回のロボコンでは競技の途中でデブリを落としてしまい、3位という結果で悔しい思いをしたため、今年も参加することに決めました。 その結果、最優秀賞を受賞することができとても嬉しく思います。

04

幼いながらに感じた震災の恐怖

震災発生時、当時通っていた塾にいました。 塾にある携帯電話が一斉に鳴り出し、少ししてから物凄い揺れが襲ってきました。揺れが収まってから周りを見ると窓ガラスがたくさん割れており、とても怖かったことを覚えています。

05

生活環境から復興を実感

震災の直後は、いわきから仙台まで電車で行くことができませんでした。それが2020年に開通したときに復興が進んでいるのだと感じました。

06

ロボット製作の経験を将来へ

このロボットを作り上げるまでに、何度もやめたくなることがありました。しかしそこで妥協せずにここまで作り上げた結果、最優秀賞を受賞することができました。 今後の10年も今回のように妥協せず、自分の納得がいくものを作り上げて、その結果、社会の役に立てればいいなと思います。

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