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Interview

インタビュー

一次産業と地方創生から復興を支える

松﨑 健太郎 Kentarou Matsuzaki

農業生産法人 株式会社オクヤピーナッツジャパン
代表取締役

2020.12.18

 
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Profile

会津産落花生の生産から加工、販売まで行う株式会社オクヤピーナッツジャパンの代表取締役。震災当時は、福島の物産品を県外へ販売して支援、被災者へ物資の運送を行った。コロナ禍では困っている事業者の商品を販売するECサイト『ふくしま!浜・中・会津の困った市』などの立ち上げに関わり、福島の産業に貢献し続けてきた。

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ムービー

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01

会津の土地を生かし、六次産業へ

創業以前から、会津の生産物を使って六次産業化したいと考えておりました。会津では昔から美味しい豆類がたくさん生産されていました。この豆類をお菓子に加工し付加価値をつけ商品化することにしました。

02

商品を守るために奮闘した2年間

震災当時、会津の旅館が被災者の方々の避難先となったため、観光産業にも影響がありました。弊社も震災直後は規模を縮小して営業していました。そんな中、取引先の製造会社様から商品の在庫が余って困っていると相談の電話がありました。この相談をきっかけに 自分にできることをしたいと考えるようになりました。それからは東京や大阪など全国各地へトラックで商品を販売しに行き、帰りは支援物資を被災者の方々に届ける活動を2年間行いました。

03

会津の一次産業の基礎を固める活動

契約農家さんの高齢化と空き農地増加の問題解決に本気で取り組みたいと考え、農業法人格の会社を新たに立ち上げました。これまでも契約農家さん向けに貸し出し用の農機具の購入は行っていました。農業法人として会社を立ち上げることで、貸し出し用農機具の購入でも補助を受けられたり、空き農地の売買や貸借を行ったりできるようになりました。

04

ふくしまおいしい大賞の受賞

『会津産落花生 みそがらめうまピー』という大粒のピーナッツに会津味噌をからめた商品が大賞を受賞しました。会津産の油分が多くクリーミーなピーナッツと香ばしい会津味噌が混ざりあった甘じょっぱいお菓子です。

05

課題解決の喜びが原動力

今現在は会津観光物産協会の副会長としても活動しておりまして物産部を立ち上げました。この部では世襲の若手事業者向けに会社経営の勉強会や商品開発の支援、販路の開拓などを行っております。 近年のコロナ禍では、物産部内で困っている事業者の商品を販売する『困った市』を開催しました。最近では福島県内の困っている事業者の商品を扱う『ふくしま!浜・中・会津の困った市』というECサイトを立ち上げました。これまで注目されてこなかった商品が認知されるようになったり、全国から多くの方が利用してくださったりと予想以上に賑わうサイトに成長しています。 地域の抱える課題や地元の事業者の悩みなどを解決したときの喜びが原動力になっています。

06

畑には笑顔と活気が

観光の分野は少しずつ復興が進んでいると感じます。農業の分野も現在でも様々な課題はありますが、生き生きと畑に出ている生産者の方々をみると復興していると感じます。

07

東北の玄関口としての福島の役割

福島には浜・中・会津にそれぞれ魅力があります。この3つの魅力には東北の魅力すべてがコンパクトにまとまっていると考えています。福島の魅力というより東北の魅力を全国にPRすることで福島は東北の玄関口として栄えていくでしょう。そのためには、浜・中・会津の横の連携や、生産物のブランド化に注力する必要があると考えています。

08

「ピーナッツ村」を作りたい

私自身は今後10年でピーナッツの加工所とカフェ、体験農場が1つになった施設『ピーナッツ村』を作る予定です。障がい者や施設の方々と協力して、いわゆる農福連携という形で実現していきたいです。

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