原子力・エネルギー図面集

【6-2-06】医療用検査 X線CTとMRIの違い

CT検査はX線を体に当て、体で吸収される量の違いを出力します。場所や組織によりX線の吸収される量が違うため、その違いを白黒の濃淡として表示する画像となります。レントゲン検査と違い、CT検査は機器が回転し、多くの写真を撮影し、この写真をコンピュータ処理することにより、鮮明に出力できます。MRIは、強い磁石と電波を利用して体内の状態を面像にする検査です。体内の水素原子を磁場と電波の力でゆさぶり、画像化します。MRI検査は色の濃淡(コントラスト)がCT検査よりも分かり易いため、病変がより明確に見られます。どちらの検査にも良い部分がありますので、撮影部位や病気の種類によって使い分けや併用がなされます。(2023年9月28日更新)

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