世界で新型コロナウイルスによる感染症（COVID-19）が流行する中、欧州などでは「Clap for Carers （医療・介護従事者に拍手を）」というキャンペーンが行われ、日本各地でも同様の取り組みが行われています。

日本でも今まさに、自らの感染リスクを負いながら、懸命に感染拡大防止に尽力されている医療従事者の方、公共交通機関の運営や生活必需品の販売、清掃やゴミの収集などを対応なさっている方たちがいます。

現在、医療従事者の皆さんの働きにより、日本は医療崩壊を免れていますが、その医療現場を支えているのは安定した“電力供給”です。例えば、腎臓病患者の透析などの機械はすべて電気で動いています。そして、CTスキャンなどの検査機器や人工心肺などの生命維持装置などもすべて電気で動いています。人間の健康と命が掛かっているため、全国の電力会社では発電所が運転停止に陥らないよう運転員の感染対策を行っています。

日々、現場で電力供給にかかわっている人たちは、これまでにない重さを背負って仕事に取り組んでいます。電力供給の第一線では、多くの電力関係者が多様な仕事に取り組んでいます。電柱に登って作業する人、発電所で安定した発電に努める人、電力システム全体を調整する人、この人たちが一丸となって強靭な電力供給を支えています。

医療現場で働く方たち、その現場を電力の安定供給で支える電力関係者の方たちを応援します。

【関連リンク】原子力総合パンフレットWEB版「エネルギーと豊かな暮らし」