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再臨界とは



原子力発電の燃料に使われているウランは、その中心にある原子核に中性子という粒子があたると2つに割れ(核分裂)、熱エネルギーと数個の中性子を出します。この中性子が別のウランにあたることで連続して核分裂が起こります。原子力発電所では、中性子を吸収する性質をもつ制御棒などを使って、一定の数の核分裂が続く状態(臨界)にコントロールしながら、熱エネルギーを取り出して発電に利用しています。


再臨界とは、臨界状態の原子炉が停止するなどして、核分裂が止まる未臨界状態になった後に、再び臨界状態になることです。


事故後の福島第一原子力発電所では、溶けたウラン燃料が原子炉の底などに落ちて固まっていると考えられますが、制御棒から溶け出した中性子を吸収する物質も混ざっていると考えられています。なお、現在も再臨界を防ぐため、中性子を吸収するホウ酸を水と一緒に原子炉内へ注入する作業が続けられています。


核分裂が連続して起こる様子

出典:「原子力・エネルギー図面集 2012」より

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