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kWとkWh


2014年4月18日


preface

消費税増税に伴い電気料金も値上げとなり、電気使用量などが気になるかと思います。

この電気使用量の中で、「kWh」と電化製品などで見られる「kW」という二つの単位があります。文字としては、時間を意味する「h」が付いているだけですが、意味に大きな違いがあります。

今回はこのよく目にする「kW」と「kWh」の単位についてご紹介します。


kWとkWh


 「kW(キロワット)」と「kWh(キロワットアワーまたはキロワット時)」は、よく似た単位ですが、その意味合いは異なります。「kW」は電力の単位で、電気の瞬間的なパワーの大きさを表します。たとえば、100万kWの発電所は、最大100万kWの電気をつくる能力(発電容量)をもつ発電所という意味です。これに対し「kWh」は、電力(kW)に時間(hour)を掛けた電力量の単位です。たとえば、100万kWの発電所が最大出力で5時間発電をすれば、100万kWx5hで、発電量は500万kWhとなります。

 さまざまな発電所の規模を考えるときには、この「kWh」に目を向けることも大切です。火力発電や原子力発電の場合は定期検査の期間を除いて発電ができるため、年間設備利用率は70~80%ありますが、太陽光発電や風力発電は天候などに左右されるため、年間設備利用率は12~20%にとどまります。つまり、同じ100万kWの発電容量があっても、1年間で発電できる量は火力発電や原子力発電が60~70億kWh、太陽光発電が約11億kWh、風力発電が約18億kWhとなります。

 現在、太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入が進められていますが、こうした導入量については、発電容量だけでなく、実際に電力を供給できる量(kWh)も考える必要があります。


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