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見えない放射線が見える!?ノーベル賞にチャレンジ(2012年10月)


2012年11月13日



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清真学園中学校では、平成24年9月8日(土)~9日(日)の文化祭で放射線を観察する「霧箱」の実演をし、たくさんの参加者と放射線について学ぶことができました。
文化祭に向けた準備や当日の様子について、自然科学部のメンバーがレポートします!


放射線ってなんだろう???


最近話題の放射線。自然科学部では、「放射線」を文化祭のテーマに実演をすることになりました。でも、私たちも放射線についてよくわからなかったので、日本原子力研究開発機構が実施している放射線実習セミナーを利用して、まずは私たちが「放射線」を勉強することにしました。
セミナーでは、東京都市大学の岡田往子先生が本校に来てくださり、放射線の性質や体への影響、霧箱の作り方などを教えてもらいました。


オリジナルの霧箱を開発!


霧箱とは、放射線の通った跡を実際に目で見て観察することができる装置です。密封した透明の箱の中にエタノールの蒸気を充満させて、急激に冷やしエタノールの蒸気が過飽和になる状態を作り出します。その中を放射線がとおると、飛行機雲のようなエタノールの雲が観察できます。これが、放射線の通った跡です。
セミナーでは用意されたキットを使って霧箱の実験をしましたが、文化祭では自然科学部オリジナルのキットで実演するために、いろいろな材料を使って試してみました。ちなみに、霧箱をつかって初めて放射線を目で観察することを考えたイギリスの科学者ウィルソンは、この研究でノーベル物理学賞を受賞したそうです。


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どんな容器を使う

  • 透明で中が見やすく、密封できる容器
  • 多くの人に体験してもらえるよう、近くの100円ショップで調達

アルファ線源はどこにおく!?

  • 市販のマントルを小さく切って、容器のどこに置くか
  • 容器の底ではよく見えない
  • 容器の上からつりさげると、飛程が良く見える

エタノールをうまく蒸発させるには!?

  • ティッシュにしみこませてみたけれど、うまくいかない
  • 容器の側面に隙間テープを貼ってしみこませるのがベスト!
  • エタノールはよく充満させた方が良い

急激に冷やすには!?

  • ドライアイスの塊の上に容器を乗せるだけだと、なかなか冷えない
  • ドライアイスを砕いたうえに密着させるように容器を乗せるとよい

やっぱり100円ショップ

  • 観察するときは、100円ショップのLEDライトがとても見やすい


いよいよ文化祭当日


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たくさんの家族連れの方や、清真の生徒が参加してくれました。
でも、みんなの前で説明するので、とても緊張してしまい何を言ったかよく覚えていません。
それに、放射線の通った跡が、なぜ飛行機雲のように見えるのかを説明するのか、むずかしかったです。観察に使ったアルファ線などの粒子線とガンマ線などの電磁波の違いなど、自分でも理解がむずかしかったところを、参加者に説明するのはむずかしかったです。



文化祭を終えて・・・


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最初、試作品を作った時にはあまりよく見えず、本当に出来るのかと不安でしたが、当日はうまくできたので良かったです。
思っていたよりたくさんの人が参加してくれました。参加者のみなさんは、初めてみる放射線の飛跡に感動していました。
実演で使うドライアイスを砕くのには苦労しましたが、みんなで頑張った甲斐がありました。

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