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福島第一原子力発電所の汚染水の状況は?


ニュースがわかるトピックス

2013年1月18日


福島第一原子力発電所では、1~3号機の原子炉を冷却するための注水が続けられています。建屋内に溜まっている汚染水(滞留水)からセシウムや塩分を除去して原子炉へ注水する「循環注水冷却」を行っていますが、建屋内へ地下水が流れ込んでいるため汚染水は増え続けています。平成24年12月18日時点では、1~4号機の建屋内に滞留しているものが約7万7300トン、処理水タンクに貯蔵されているものが約24万トンなどとなっており、これらの汚染水の処理が喫緊の課題となっています。


東京電力では、汚染水について主に3つの取り組みを進めています。1つ目は貯蔵タンクの増設で、当面は貯蔵容量を約70万トンまで増やす計画です。2つ目は地下水の流入を抑える対策です。建屋の上流で地下水を汲み上げる「地下水バイパス」を平成25年3月末から実施する計画です。そして3つ目は、取り組みの要となる「多核種除去設備(ALPS)」の運用です。この設備はセシウムをはじめとする62種類の放射性物質を法令で定められた濃度以下に低減でき、1日で500トンの汚染水を処理できます。すでに設備は据えつけられ、本格運用に向けて、除去した放射性物質を収容する容器の補強などが進められています。



参考:
東京電力HP 運営会議第13回会合(平成24年12月25日)資料「プラントの状況」
東京電力HP 運営会議第13回会合(平成24年12月25日)資料「中長期ロードマップ進捗状況(概要版)」
東京電力プレスリリース資料「福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に 基づく施設運営計画に係る報告書(その3)改訂版(平成24年3月)

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