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福島第一原子力発電所の事故から5年、今の福島の状況は?


ニュースがわかるトピックス

2016年3月11日


2016年3月11日で、福島第一原子力発電所の事故から5年になります。避難の状況や放射線量の移り変わり、除染の進捗状況、食品検査や健康調査の状況など、福島の今の状況をご紹介します。



避難者数・避難指示区域の状況 

避難者数は、2012年5月の16万4865人をピークに、減少を続けていますが、まだ多くの方々が避難を続けています。2016年1月時点では、9万9750人(県内避難者5万6449人、県外避難者4万3270人、避難先不明31人)となっています。

2014年4月に田村市都路地区、同年10月に川内村の一部、2015年9月に楢葉町で避難指示が解除され、生活上の制限を受けない住民の帰還ができるようになりました。
また、2015年6月に政府から、2017年3月までに帰還困難区域を除いたすべての区域の避難指示を解除し、帰還を可能にしていけるよう復旧の加速に取り組む指針が示されています。





空間放射線量

福島市の放射線量(マイクロシーベルト毎時)は、2011年4月には2.74ありましたが、2016年2月には0.18と、大幅に減少しています。




除染

福島県内の39市町村が実施している除染は、着実に進んでいます。2015年末時点での進捗率は、住宅が約7割、公共施設や農地が約8割、道路が約5割となっています。




除去土壌等の保管状況と中間貯蔵施設への搬入状況

除染によって発生した除去土壌等は、除染実施計画に基づいて設置された仮置場や現場(住宅、事業所、学校の校庭等)など、合わせて11万4536か所に保管されています(2015年9月30日現在)。

2015年3月からは、中間貯蔵施設への試験輸送が実施され、2016年1月時点で、予定している43市町村のうち29市町村からの搬出が終了しています。


食品検査

2015年4月~12月に実施された食品の検査では、玄米、野菜・果実、畜産物、栽培きのこに、基準値を超えるものはありませんでした。山菜・野生きのこは0.82%、水産物は0.10%が基準値を超えましたが、その割合は年々減少しています。

福島県産農林水産物は、出荷前に検査が実施されています。基準値を超えた場合は、品目ごとに市町村単位で出荷が制限されるため、流通している農林水産物は安全性が確認されています。


図4

健康調査

事故による外部被ばくの線量を推計する基本調査や、子どもを対象とした甲状腺調査、ホールボディカウンターによる内部被ばくの調査などが継続的に行われています。

2015年9月末時点で、外部被ばくの推計は0~2ミリシーベルト未満の人が93.8%、内部被ばくは1ミリシーベルト未満の人が99.99%となっています。また、甲状腺検査によるA判定(結節やのう胞なし)・B判定(結節やのう胞あり)・C判定(要二次検査)の割合は、福島県以外の3県で実施された調査結果と変わらない割合となっています。


図5

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