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環境への影響


福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が大気中に放出されました。


その際に、放射性ヨウ素や放射性セシウムが放出されていますが、事故直後の放出量はヨウ素に換算して37万~90万テラベクレル(テラは1兆)と試算※されています。これらは主に3月12日から15日にかけて大気中に放出されたのち、風に乗って主に南西や北西の方角へと広まり、やがて雨によって地上に降下しました。


福島県をはじめ関東地域の放射線量は、事故直後から数日の間にピークを示しました。また、大気中や土壌などからは、事故に由来するヨウ素131、セシウム134、セシウム137などの放射性物質が検出され、その影響は食品や水道水などにも及びました。


地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計

現在では、福島第一原子力発電所周辺と一部の地域をのぞいて放射線量は事故前のレベルにまで下がり、大気中では放射性物質はほとんど検出されなくなっています。これは、発電所からの放射性物質の放出量が大幅に低減されていることと、すでに放出された放射性物質のうち半減期の短いヨウ素131の放射能がなくなったりしているからです。


なお、現在は大気中からは放射性物質がほとんど検出されていないことから、各地で測定されている比較的高い空間の放射線量は、主に地面などに沈着したセシウムの影響によるものです。


事故後、文部科学省など各機関が協力して、環境、港湾、空港、水環境、食品、水道などそれぞれについて、きめ細かなモニタリングを実施し、その結果をホームページで公表していました。平成24年9月19日以降、原子力規制委員会にその業務が移管され、各種モニタリング結果は原子力規制委員会のホームページで公表されています。


【以下より作成】
※ 原子力災害対策本部「原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-」(平成23年6月)より (2012年3月には、気象庁気象研究所が事故で大気に放出された放射性セシウムは、3万~4万テラベクレルという試算結果を公表しました。)

原子力災害対策本部「国際原子力機関に対する日本国政府の追加報告書 -東京電力福島原子力発電所の事故について-(第2報)」(平成23年9月)より


◆原子力規制委員会ホームページ 放射線モニタリング情報

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