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原子炉格納容器とは



原子炉格納容器とは、燃料が収められた原子炉などの重要な機器をすっぽりと覆っている容器のことをいいます。原子力発電の導入を始めた初期に建設された東京電力㈱福島第一原子力発電所では、1~5号機にアメリカからの技術導入による鋼製のMARK‐Ⅰ型の原子炉格納容器が採用されています。その後の原子力発電所には、MARK‐Ⅱ型や日本独自の改良を加えた改良型、さらに鋼製の板を内張りした鉄筋コンクリート製の原子炉格納容器などが使われています。世界には原子炉格納容器のない原子炉もありますが、日本の原子炉には、すべて原子炉格納容器が設置されています。


原子炉格納容器は気密性が高くつくられ、燃料の損傷などによって放射性物質が放出された場合に周辺への拡散を抑える役目をもっています。しかし、今回の福島の事故では全電源の喪失などにより原子炉が高温高圧状態となり、原子炉格納容器から水素とともに放射性物質を外部へ放出する事態に陥りました。さらに2号機については、原子炉格納容器に損傷が生じ、放射性物質が外部に放出されたと考えられています。


沸騰水型炉(BWR)原子力発電のしくみ


加圧水型炉(PWR)原子力発電のしくみ

※福島第一原子力発電所は沸騰水型炉(BWR)です。
出典:「原子力・エネルギー図面集 2012」より

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