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今後、子供の甲状腺がんが増える心配は?


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2012年12月12日


甲状腺は首の前面にあり、食べ物で摂取したヨウ素が甲状腺に集まり、エネルギー代謝などに必要な甲状腺ホルモンをつくっています。このため、福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性ヨウ素も、普通のヨウ素と同じように甲状腺に集まりやすく、特に放射線に対する感受性が高い子供はがんを発症するおそれがあるとされています。甲状腺がんは進行が遅い特徴があり、チェルノブイリ事故では4年ほど、広島・長崎の原爆では10年以上たってから発症がみられました。


現時点においては事故による発症はまれであると考えられていますが、福島県では事故発生当時0~18歳であった約36万人の子供を対象に、現状を確認する先行調査を平成23年10月から平成26年3月末までの期間で行っています。そのうえで平成26年4月以降本格検査として20歳までは2年ごと、それ以降は5年ごとに検査が行われます。


平成23年度の検査で1名の甲状腺がんが確認されましたが、福島県立医科大学では、発症までにかかる時間を考慮すると事故による放射線の影響ではないとしています。また、福島第一の事故では事故直後から住民の避難や飲食物の摂取制限などが行われたことから、チェルノブイリ事故の時のような高い内部被ばくはなく、今後も甲状腺がんが増える心配はないと考えられています。



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