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ブラジルのエネルギーや電力の状況は?


ニュースがわかるトピックス

2016年8月18日


2016年のオリンピック開催国、ブラジル。その最大のエネルギー資源は、水力です。南アメリカを流れるアマゾン川は世界最大規模の河川で、流域の面積は日本の国土面積の18倍以上、オーストラリア大陸の面積に匹敵します。ブラジルは、この豊富な水力資源を活かして、電力の約69%を水力発電でまかなっています。しかし、昨今は環境規制が厳しくなり、大規模な水力発電所を新たに建設することは難しくなっています。また、降水量が少なかったり、逆に大雨で洪水になったりすることで、水力による発電量が左右されてしまいます。水力発電に大きく依存しているため、電力の供給が気候・天候の影響を受けやすい状況になっています。


その一方で、ブラジルの電力消費量は増えています。日本や欧米などの先進国では近年、発電電力量の伸びが小さいのに対し、中国やインド、ブラジルの伸びが大きくなっています。2013年のブラジルの総発電量は約5700億kWhで、日本の総発電量の6割程度となっています。また、1人あたりの電力消費量は日本人の3割程度です。一層の経済成長や生活の向上のために、電力供給の増強が必要となっているのです。こうしたことからブラジルでは、石油や天然ガス、原子力、サトウキビなどを利用したバイオマスなど、水力以外のエネルギーの導入を進めています。


原子力については、リオデジャネイロ州にアングラ原子力発電所があり、現在、1、2号機が稼働中です。また、2015年9月から工事が中断しているものの、3号機の建設も行われています。2015年以降に4~8基の100万kW級の原子力発電所を建設する計画でしたが、福島第一原子力発電所の事故を受けて計画が見直されました。2012年に公表されたエネルギー10年計画では、新規の原子力発電所の建設は2021年以降になるとされています。2014年に公表されたエネルギー10年計画では、原子力発電の容量を2013年の約200万kWから2023年までに340万kWへ増やすとしています。また、現在稼働している原子力発電所で使うウラン燃料の多くは海外から輸入していますが、ブラジル国内に豊富なウラン資源があることを活かし、将来的には燃料の自給自足をめざしています。


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