福島第一事故情報

事故で放出された放射性物質

ヨウ素131とは




ヨウ素131はウラン燃料が核分裂をした時に生じる、常温ではガス状の放射性物質です。人間の体内に入ると、そのほとんどは吸収されることなく排出されますが、一部がのど仏の下にある甲状腺に集まる性質があります。長期間にわたって大量に蓄積した場合には子供の甲状腺がんの原因となる恐れがあります。


ヨウ素131の放射能が半分になる半減期は8日です。したがって、数ヶ月で放射能はほとんどなくなります。また、人間の体内に取り込まれた場合でも、尿などから排出されていくため、ずっと強い放射線を受け続けるわけではありません。



ヨウ素131は、空気中のものであればマスクなどで吸収を防ぐことができ、野菜などに付着したものなら洗う、煮る(煮汁は捨てる)、皮や外葉をむくことなどで減少させることができます。


「原子力・エネルギー図面集」より

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