ほうしゃせん古今東西

卑弥呼の出身地と墳墓について


国立歴史民俗博物館の春成秀爾名誉教授によると、奈良県桜井市の箸墓古墳は全長280メートルの超大型の前方後円墳で、日本列島最古の古墳と考えられているそうです。同博物館の研究グループが、この古墳から出土した土器に付着していた炭化物を試料にして放射性炭素による年代測定を行なったところ、この墳墓は西暦240年から260年の間に築造が終わったという結果が出たそうです。

  放射性炭素14(14C)は、放射能のない普通の炭素(12C、13C)にわずかに混在していて、炭素14の放射性半減期は5730年です。つまり放射性炭素14は、5730年で半分に減ります。それ故、炭素試料中に含まれる放射性炭素14の量を測定すれば、普通の炭素と放射性炭素14との比からその試料が何年前のものかを知ることができるのです。ただし、大気や生物体中の放射性炭素14と炭素の比は、年によって少し違っています。理由は、宇宙線で常につくられている放射性炭素14が年によって少し変化しているからです。変化の原因は、宇宙線の強さが年によってやはり少し変わっているからです。

 そこで、樹木やサンゴの年輪について放射性炭素14と炭素の比が測定されていて、いつの年の比がいくらであるのかグラフがつくられているのです。そのため、これを使って試料の測定値から得られた年代を補正するのです。 前記のように測定された箸墓古墳の年代は、「魏志倭人伝」の叙述から推定すると、卑弥呼が亡くなった年代に一致します。そのため、箸墓古墳には卑弥呼が埋葬されている可能性が高いと思われました。

 また、この古墳には、吉備(岡山)地域の有力者が埋葬されたと思われる墳墓から出土する立派な竜や人面竜の彫刻を施した巨大な構造物が、その後円部の目立つ位置にあり、卑弥呼の出身地が吉備地方であると思わせるとのことですまた、この古墳には、吉備(岡山)地域の有力者が埋葬されたと思われる墳墓から出土する立派な竜や人面竜の彫刻を施した巨大な構造物が、その後円部の目立つ位置にあり、卑弥呼の出身地が吉備地方であると思わせるとのことです。

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