ほうしゃせん古今東西

全国の放射能を監視  日本分析センター


2014年9月5日


千葉市にある、公益財団法人日本分析センターでは、日本全国の環境、食品などについて放射能の分析測定を行なっています。すなわち、上空から降下する雨や塵、土壌そして農水畜産物などのストロンチウム90やセシウム137などの分析測定を長年にわたって行なっており、また、各地の土壌についてはプルトニウムの量の測定も行なっています。これらの試料は各県の協力によって集められています。


興味深いのは、日常食調査といって、家庭で食べている朝、昼、夕食を一人分余計につくってもらい、それらの食事(味噌汁からご飯、魚や肉、野菜そしておやつまで)をすべて一緒にした試料としてストロンチウム90やセシウム137が分析されています。これは陰膳方式と呼ばれます。昔、家の中の一人が旅に出たとき、その人の食事もつくって食卓に出し、旅の安全を願った風習を陰膳と呼んだ由来からきています。この陰膳方式は、一人一日分の放射性核種の摂取量を直接知るのに便利なのです。その他、家庭内ラドン濃度の全国調査、各地の中性子レベルの調査なども進行中です。また、放射線、放射能調査データの収集管理を行ない、公開しています。


さらに、国の要請により、各港にアメリカの原子力軍艦が入港する際に、現場でのモニタリングや試料(海水や生物、海底土)についての分析を行ない、港の周辺の安全を確認しています。


臨時的な調査もあって、例えば、米軍が沖縄で劣化ウラン弾を誤射したとき、その島や周辺水域の放射能調査を行なって、安全を確認しています。


このように日本国民の放射能の安全確認に関し、重要な役割を果たしているのです。

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